背景
PB530の製造には、開発者が原料や材料の状態を見て判断してきた経験があります。工程資料と過去の機械開発の記録は残っていますが、別の人や設備へ技術を受け継ぐには、判断の理由と結果まで対応させる必要があります。
研究所では、インタビューだけでなく、実際の試作と計測を組み合わせて技術を記録する計画です。最初に現在利用できる設備と、測れる項目・精度を確認します。
研究の問い
同じ結果を別の人・設備でも再現するには、何を測り、どの判断を残す必要があるのか。原料の状態、工程の変化、作業者の判断と材料の結果を結びます。
方法
- 観察と判断
- 工程を計測
- 試験結果を結ぶ
- 手順を再現
一つの試作番号と共通の時刻を使い、原料の記録、設備の運転、観察、作業内容、判断した理由、試験結果を対応させます。写真・映像・計測値は、後から同じ試作へ戻れる形で管理する計画です。
記録した手順を使う試作で、再現できた点と不足した情報を確かめます。作業者が見ていた変化を、測定可能な項目へ置き換えられるかも検討します。
目指す成果
再現可能な試作手順と、品質につながる工程変数の台帳を目指します。工程変数とは、つまり材料の結果を比較する際に記録・調整する項目です。
資料や映像の件数を成果の代わりにせず、記録によって別の試作を再現できたかを確認します。将来の計算と製造制御にも使える記録へ育てる構想です。
必要な専門性と研究基盤
開発者の経験、生産技術、計測・センサー、設備事業者の知識を組み合わせます。記録する内容と公開する内容を分け、権利と技術情報の取り扱いを定めて進めます。
出所と確認範囲
- 会社案内(全体) ↗過去の会社販促資料
- 富士通機械 ↗機械の立案書
- 技術データ化・現状計測能力確認書計測・技術承継の設計
Drive原本への参照はアクセス権が必要です。原本の公開可否・写真等の利用条件は、公開版で対象ごとに確認します。過去の記録を現在の性能保証として扱いません。
